五積散
ごしゃくさん
冷えと水滞・気血の停滞が混在する状態に。腰の冷えや月経痛のある方に。

薬剤師からのコメント
漢方薬房こうのとり
五積散は冷えと「五つの停滞(気血痰寒食)」が絡むタイプに向く処方です。下半身の冷えと痛みが目印です。実証で熱証の方には不向きです。
五積散の適応・用途
冷え・水滞・血の停滞など複数の停滞を同時に整える処方。腰から下の冷えや月経痛を伴う妊活女性に用いられます。
向いている方・注意が必要な方
こんな症状・お悩みに
- 腰から下が冷える
- 冷えると腰痛・月経痛が出る
- むくみやすい
服用に注意が必要な方
- のぼせ・ほてりが強い実証タイプ
合いやすい体質・証
体力中等度以下で、腰や下半身の冷え・痛みに胃腸症状を伴う、寒・湿・血・気・痰が停滞したタイプに用います。
服用方法
1日2〜3回、食前(食事の約30分前)または食間(食後2時間ごろ)の空腹時に、水またはぬるま湯で服用するのが基本です。
煎じ薬・エキス剤など剤形により用法・用量が異なります。実際の服用量とタイミングは、体質を確認したうえで薬剤師がご案内します。
副作用について
まれに、体質に合わない場合や長期の服用で、胃部不快感・食欲不振・軟便・発疹などがあらわれることがあります。
まれに、甘草(かんぞう)の作用で、むくみ・血圧上昇・手足のだるさや脱力(低カリウム血症による偽アルドステロン症)があらわれることがあります。
麻黄(まおう)を含むため、動悸・不眠・発汗過多・排尿困難・血圧上昇などがあらわれることがあります。心臓病・高血圧・甲状腺機能亢進症・排尿障害のある方は慎重に用います。
気になる症状があらわれた場合は服用を中止し、薬剤師または医師にご相談ください。
飲み合わせ・相互作用
他に服用中のお薬・サプリメントがある場合は、飲み合わせを確認しますので必ずお申し出ください。
甘草を含むため、利尿薬(ループ・チアジド系)やグリチルリチン製剤、他の甘草含有漢方と併用すると、偽アルドステロン症・低カリウム血症のリスクが高まります。併用薬は必ずお申し出ください。
麻黄を含むため、エフェドリン類・交感神経刺激薬・キサンチン系薬(テオフィリン等)・MAO阻害薬・甲状腺製剤との併用に注意が必要です。
妊娠・授乳中の注意
妊娠中・授乳中の服用は、自己判断を避け、必ず薬剤師または医師にご相談ください。妊娠が判明した際は処方の見直しを行います。
五積散があなたに合うか
専門家に相談してみませんか?
体質によっては五積散が合わない場合もあります。 薬剤師があなたに最適な処方をご提案します。