加味逍遙散
かみしょうようさん
ストレスやイライラを緩和し、ホルモンバランスを整える。PMS症状のある妊活女性に。

薬剤師からのコメント
漢方薬房こうのとり
加味逍遙散は「気滞」「血虚」に熱証を伴うタイプに向く処方です。症状が日によって変わる、ストレスで悪化する方に適しやすいですが、冷えが強い虚証の方には不向きな場合があります。体質確認のうえで選びます。
加味逍遙散の適応・用途
気の巡りを整え、ストレスやのぼせ・イライラを鎮める婦人科の代表処方。妊活では自律神経やホルモンバランスの乱れが気になる方に用いられます。
向いている方・注意が必要な方
こんな症状・お悩みに
- ストレスでイライラしやすい
- 気分の浮き沈みが大きい
- のぼせ・肩こりがある
- PMS症状がつらい
- 体力は中程度
服用に注意が必要な方
- 冷えが非常に強い
- 体力が著しく低下している
合いやすい体質・証
体力中等度以下で、のぼせ・肩こり・疲れやすさに加え、精神不安・いらだちなど気のめぐりの乱れ「気滞」と「血虚」を伴うタイプに向きます。
服用方法
1日2〜3回、食前(食事の約30分前)または食間(食後2時間ごろ)の空腹時に、水またはぬるま湯で服用するのが基本です。
煎じ薬・エキス剤など剤形により用法・用量が異なります。実際の服用量とタイミングは、体質を確認したうえで薬剤師がご案内します。
副作用について
まれに、体質に合わない場合や長期の服用で、胃部不快感・食欲不振・軟便・発疹などがあらわれることがあります。
まれに、甘草(かんぞう)の作用で、むくみ・血圧上昇・手足のだるさや脱力(低カリウム血症による偽アルドステロン症)があらわれることがあります。
また、山梔子(さんしし)を長期間(一般に数年以上)服用した例で、腸間膜静脈硬化症が報告されています。長期に服用する場合は定期的な経過観察を行います。
気になる症状があらわれた場合は服用を中止し、薬剤師または医師にご相談ください。
飲み合わせ・相互作用
他に服用中のお薬・サプリメントがある場合は、飲み合わせを確認しますので必ずお申し出ください。
甘草を含むため、利尿薬(ループ・チアジド系)やグリチルリチン製剤、他の甘草含有漢方と併用すると、偽アルドステロン症・低カリウム血症のリスクが高まります。併用薬は必ずお申し出ください。
妊娠・授乳中の注意
妊娠中・授乳中の服用は、自己判断を避け、必ず薬剤師または医師にご相談ください。妊娠が判明した際は処方の見直しを行います。
加味逍遙散があなたに合うか
専門家に相談してみませんか?
体質によっては加味逍遙散が合わない場合もあります。 薬剤師があなたに最適な処方をご提案します。